幸福度日本一の福井で暮らす

定住者インタビュー

人とつながり、助け合う
“福井の暮らし”
の良さを体感。

鯖江市にある株式会社マイセンは、「安全・健康・本物」の米づくりを信条とする農業生産法人だ。自然の力を生かした微生物自然農法で作った玄米はもちもちとした歯応えで、精米後のぬかまでおいしいと評判。地元はもちろんインターネット通販でも人気を集め、平成4年の創業以来、急成長を遂げている。

そんなマイセンに東京から転職、平成22年から勤務しているのが宮前亮太さんと谷川智恵さんだ。

福井での仕事に確かな手応え

宮前さんは福井市の出身。東京のカフェで企画や買い付けに携わる仕事に就いていたが、「前々から30歳を過ぎたら福井に帰ろうと考えていたんです」というUターン組である。

一方、広島出身の谷川さんはご主人の実家が越前市という縁により、Iターンで福井で定住することとなった。「東京ではマンションも購入してずっと住むつもりでいたんですが、子育てをする場所としてはちょっと抵抗があったんです。お義父さんが入院したこともあって、思いきって福井に来ることを決めました」と経緯を話す。特に谷川さんが魅力に感じたのは、福井県の教育レベルの高さだ。「『ネコの目で見守る子育て』という本を読んだら、学力・体力テスト日本一の福井県の教育のことがわかりやすく書かれていて、教育県の福井で子どもをのびのび元気に育てたいという思いが強くなりました」と谷川さん。その話に宮前さんも「東京だと土地が狭くグラウンドが屋上にあったりしますが、福井は学校も広いし通学風景ものどか。子どもが育つにはいい環境だと思います」と、同意する。

宮前さんは、東京・青山にあるふるさと帰住センター(現:福井Uターンセンター)を通じて求職者登録を行った。谷川さんは、センターのホームページから登録した。登録しておけば、センターが本人に代わって企業を探し、紹介してくれる。

「今の会社は商圏が福井に留まらず広く情報を発信しているところに魅力を感じました」と話すのは宮前さん。現在はこれまでの経験を活かし、企画・経営・総務など会社全体に関わりながら、会社の新しい取り組みをサポートする業務を担当している。

谷川さんは、ホームページやお客さまに配布する印刷物の制作を担当。「以前の会社は人数が多くて、何か新しいことを始めるのにも稟議を通したり根回しが大変でした。今の会社は思いつきのアイデアも『どんどんやってみれば』というフットワークの軽さが魅力です。会社の周りの風景が季節ごとに変化してすごくきれいなので、ホームページで『たんぼの風景・定点観測』として紹介しているんですが、これは私のアイデアから実現したものなんです」と笑顔を見せる。それぞれ仕事には確かな手応えを感じていることがわかる。

生活面での変化

福井での生活面での変化を聞いてみた。ご実家でご両親と同居する宮前さんは「東京はダラダラした夜型の生活でしたが、こちらでは休日でも朝6時に起きて行動するようになりました。日が高いうちに行動できるので一日を有意義に過ごせます」と時間の使い方が変わったことを第一に挙げた。谷川さんも「こっちは東京に比べて不便かなと思っていましたが、スーパーも近いし日常生活には困りません。今はインターネットがあるし、情報面でも特に支障はないですね。むしろ東京では通勤に1時間半かかっていましたが、今は15分。時間にゆとりができました。趣味のバレーボールもこちらに来て再開したんです」と福井での生活を楽しそうに話す。

人と助け合って暮らすありがたさを実感

地域の人とのつながる温かさを感じるようになったのも大きな変化だ。「東京では周りとの関わりを少なくし気配を消して生活していましたが、福井の実家では新聞配達の人が足元が暗くて困らないようにと玄関の電気を朝までつけている。そういう思いやりが福井の良さだと感じました」と宮前さん。谷川さんも「東京では周りは知らない人ばかりで近所づきあいがあまりないので、ゴミ捨てに行くほんの少しの時間でも鍵をかけて出掛けていました。福井では鍵をかけずに外出するのも珍しくないようで驚きました」と地域性の違いを実感。また、ご実家の敷地内でご両親とスープの覚めない距離で生活していることもあり、「東京では核家族で人に頼ることがありませんでしたが、福井では両親に子どもを見てもらったり、ご近所から野菜をいただいたり、助け合って暮らすありがたさを知りました」と親のそばで、地域の人たちとつながって暮らす温かさも実感している。

谷川さんの話を聞いて宮前さんも「今振り返ると、東京は暮らすというよりも、ただ毎日を過ごしている感じでした。福井に戻り、周りの人とのつながりを感じながら生活するようになり、『暮らす』ってこういうことなんだと改めて感じました」とポツリ。“福井の暮らし”の良さを再認識できたからこその一言だ。

今後、福井でやってみたいことを聞いてみると、「福井にいたのは高校までで行動範囲も自転車だったので、行ったことのないところがたくさんあるんです。越前海岸や三方五湖などにドライブしてみたいですね」と宮前さん。

谷川さんは「福井の良さをもっといろんな形で発信していけたらと思いました。東京だと人混みをかきわけないと見られない花火も福井だと近くできれいに見えたり、思い掛けない良さがたくさんあります」と笑顔を見せる。

東京から福井へ。UターンとIターンという違いはあれど、それぞれに充実した福井の暮らしが垣間見えた。

宮前 亮太 さん

株式会社マイセン

Uターン
現在の住所:福井市
以前の住所:東京都

谷川 さん

株式会社木工房蔵

Iターン
現在の住所:越前市
以前の住所:広島県


福井Uターンセンター(ふるさと福井移住定住促進機構)

〒910-0858 福井県福井市手寄福井市手寄1丁目4-1 AOSSA 7階
0776-43-6295(直通)

粘土模型製作

ナナ・イロ 岩堀路子さん
愛知県出身の内海あいさんと福井市出身の岩堀さんの音楽ユニット「ナナ・イロ」。福井を拠点に「地域密着型ほんわかミュージシャン」を目指して活動中。クレイアート作家としても活躍されている岩堀さんに、主人公の女の子をはじめ、たくさんの「幸せ」の作品を作っていただきました。

ナナ・イロHP
http://nanairo7716.moo.jp/

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